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松戸にまつわる話

「サラリーマンからレーサーへ」【諏訪まゆ】

2017年2月9日

2月9日の今日は関東地方も雪予報です。
体の芯から冷えるような寒さ。

暖かくしてお過ごしください。

さて今回のコラムは、上昇気流に乗ったこの選手!
千葉95期 亀井久幸選手です

亀井久幸選手 

前回の奈良記念では1.4.2.2という結果でした。
お話してると、きちんとされてる方だなぁという第一印象でした。レースに対してとても細かな所まで考えていて、真面目で、物静かで。

昨年話した際にはレース前に色々考えてしまうと話していましたが

「最近、敢闘門から発走機まで落ち着いて行けるようになりました。何でかは分からないんですけど、周りを見渡すとテレビでしか見たことなかった強い選手がたくさんいて、嬉しいんです」

そんな心境の変化があったようです。

そんな亀井選手、高校は海老根恵太選手と同じ東海大浦安高校。
海老根選手と同じく陸上をしていました。
自身最高の記録はインターハイ4×100mリレーで第3位。

「高校が海老根さんと同じだったので、顧問の先生から競輪の事は聞いていたんです。それがずっと頭の片隅にあって。

高校を卒業してサラリーマンになったんですが。3年間やってみて、やっぱりスポーツ選手になりたいという思いがあって。

ちょうど競輪学校が年齢制限がなくなった年だったので。
会社を退職してから約一年自転車の練習をして、学校に適正で合格しました」

一度社会人になってから方向を変えるのは勇気がいることですよね。

「今しか出来ない」という思いで選手になったそうです。

今迄、学校に年齢制限があるのが普通のことだと思っていた私ですが、その条件がなくなったからこそ多くの人にチャンスが広がって
こうして亀井選手のように、一度は諦めたスポーツ選手の道が再び開く事もあるのですね。

最近の亀井選手のレースを見ていると、展開中の動きが以前と違います。
積極的に位置取りをしたり、自在な立ち回りが見られます。

「平原康多選手のように、前に位置をしっかり取るレースがしたいです。自力というか、自在な感じですね」

目標や憧れを持ち実現に向けて日々試行錯誤している亀井選手。

仕事は面白いですか?と尋ねると

「面白いです!」と今までにないくらいハッキリした口調で答えてくださいました。
このままS級で戦いたい、という強い思いが伝わってきました。

「今期の目標は競走得点3桁です」

このまま好調をキープしてほしいです。そして「何でもする」亀井選手のレースが楽しみです!

もし今もサラリーマンでいたら、わたしも亀井選手に絶対出会ってないのだなぁ…と不思議な気持ちになりました。

がんばってください!!

そして、亀井選手のお写真を撮ってくれたのは千葉競輪に通うアマチュア選手です。
未来のスターかもしれませんね(^-^)

ぜひ皆様、地元千葉の選手、アマチュア選手にもご注目ください。

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