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松戸にまつわる話

《お待たせしました、復活です》【諏訪まゆ】

2017年7月28日

いよいよ夏本番を迎えました!!
毎日暑い日が続きますが、皆様お元気ですか?

松戸競輪場は次回開催まで少し期間が空いてしまいます。そこで今回のまつわる話は、千葉の選手のご紹介です。

千葉95期 小野裕次選手です

小野選手は5月から7月まで、なんと3度も優勝をしました!!

凄いですね。

では、5月以前はどうだったのかといいますと、ケガからの復活後、試行錯誤を繰り返していました。
2年前に落車で鎖骨を骨折。半年後の復帰後、すぐに同じ右鎖骨を落車で骨折してしまいました。

最初のケガ後、通常の生活も危ういまま、騙し騙しで復帰し、再び落車してしまった小野選手。

この頃、お話する機会があったのですが…
今だから言えます。とても辛そうでした。

体も心も「負傷」という様子で、見ていても辛かったです。

そんな小野選手、一年前に復帰してから点数を70点台まで下げてしまい走ってもすぐに力が入らなくなるようなレースばかりでした。

しかし、その裏では地道な「基礎練習」を行ってきたようです。
競輪選手でいるには、何はともあれパワーが必須という事で、初心に戻りタイヤを引いたり街道に出たりしたそうです。

高校時代、陸上競技で培った脚力は徐々に復調を取り戻し、ギヤ倍数を少し工夫し、戦いのスタイルに幅を持たせ、
一か八かのトランスフォームで臨み絶好調の結果となりました!!

「自分の事を全然知らないまま、ただ一生懸命走っていました。絶対に先行する、とか。
でも今はとても落ち着いて走れています。それがいい結果に繋がっているのだと思います。」

とにかく腐らないように…と自分に鞭を打ち、食いしばり、体の事を学び、、、

本当に凄いです。

まだ傷も癒えきらないまま、ハンドルに体重をかけもがく姿を見た時は怖くて直視出来ないほどでした。

この好調はやはり、再びS級へ戻るための助走にすぎないのでしょうか??

「S級に、とかは考えていません。今できる事をとにかくしっかりやって、土台を作りたいです」

レースの組み立て、考え方を少し変えた事で「本来の自分らしさ」をしっかり持った様子はとても逞しく見えました。

この後も優勝はもちろん、小野選手らしいパワフルなレース、期待したいです!!

ぜひご注目ください☆

暑い日が続きます、皆様お体ご自愛くださいませ。暑中見舞い申し上げます。

諏訪まゆ

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