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松戸にまつわる話

第72回 松戸にまつわる話【寺門夏織】

2015年7月22日

☆暑中お見舞い申し上げます☆
寺門夏織です。
厳しい暑さが続いていますが、夏バテなどしていませんか?

前回の松戸ナイター競輪も3日間猛暑でした。
最終日にはゲストに、『BOSS』こと後閑信一選手(東京・65期)が来てくれました。

後閑信一選手

後閑選手は、私の1回目のコラムでもご紹介させていただきましたが、選手生活が危ぶまれるほどの大怪我をしても不屈の精神で復活してくれます。
その『精神力』の源を伺いました。

「“ファンの皆さんの応援があるから、何とか応えたい!”、“とにかく悔いを残したくない!”の一心で戦っています」

~2013年の京王閣オールスター競輪GIでは最後は自力で踏んで行きましたが~
「踏み出した時に“行ける!”と思いました。あそこで熱くなっていたら力が入り過ぎて進まなかったと思うけど、冷静に練習通りに脚を回すことができたので」

~体のケアで気を付けていること~
「いい治療院やマッサージがあると聞けば、全国どこへでも出掛けます。少しでも良い状態で戦いたいので。交通費など全て自腹です。自転車にもお金が掛かるので、上の選手になればなるほどこだわるから経費が掛かって、意外と競輪選手はお金がないのですよ。でも、1度GIを獲ると、お金よりもあの達成感をまた味わいたい!と選手は頑張れるのだと思います」

~いつもどんな気持ちでレースに臨んでいますか~
「毎回、“もしかしたら家族に会えるのはこれが最後になるかもしれない!”という覚悟を持って臨んでいます。だから、競走に行く前は家族と食事に出掛けたり、家族1人1人の顔を見て話すようにしています」

2012年の松戸記念競輪GIIIでゲストを明かさずに突然、後閑選手のシークレットトークショーを行ったことがありました。その時、ご年配の男性ファンが、「後閑が来るなんて知らなかった!松戸に来て良かったよ!!」と泣き出してしまったことがあります。

後閑選手は、ステージやカメラの前以外でも、その場に居るスタッフ1人1人に自分から声を掛けて、皆を元気にしてくれます。
私も後閑選手とお話をさせていただくと、いつも刺激を受け、意識が上がります↑
後閑選手の後輩たちは幸せだなと思います。

人を大切にして、見掛けとは全く違って紳士で優しく、覚悟を持って戦う後閑選手がファンの心を魅了して止まないのが解ります。

そんな後閑選手は次の松戸ナイター競輪FI(8月24日~26日)に出場する予定です☆
そして、9月(19日~23日)の松戸オールスター競輪GIにも出場が決まっています!

いつもファンの存在を意識しながら勝負し続ける後閑選手の活躍に期待します!!

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