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松戸にまつわる話

『先行の先の目標★人間力が魅力の野口裕史選手』【寺門夏織】

2020年2月26日

皆さま、こんにちは。

マスク着用に、うがい・手洗いを徹底していますか?

体調管理には充分過ぎるくらいに気を付けましょう!

 

さて、先月の松戸競輪で地元選手達から貴重なお話を伺ったので、改めてご紹介させていただきます。

 

【野口裕史選手(千葉111期)】

スタジオにゲスト出演していただきました。

 

まずは、『ヤンググランプリ2019』の感想から伺いました。

野口選手「何が何でも先行!と言うよりは、誰も来なかったので、踏みました。」

単騎でも主導権を握る競走を辞さない野口選手のハートの強さを感じました。

 

そんな野口選手の昨年の目標は、『S級でバック回数と先行回数の1位になること』でした。

結果は、先行回数では1位でしたが、バック回数は惜しくも2位でした。

 

今年の目標を伺うと、

野口選手「FIで逃げ切って優勝すること!」

と、今年は主導権を握るだけではなく、その先の目標を掲げてくれました。

そして、将来の目標も

野口選手「GIで先行逃げ切りを決めること!勝ちたい!」

と、話してくれました。

 

野口選手がスタジオにゲスト出演して下さった時間は、ちょうど地元の篠田宗克選手と藤田晃英選手のレースの直前だったので、野口選手も一緒に発走前の敢闘門の様子を見てもらいながら、先輩たちにエールを送ってもらいました。

野口選手「篠田さんには、自分がデビュー前から師匠(武井大介選手)を紹介してもらって、面倒を見てもらい、すごくお世話になりました。藤田さんは同じジムに通っていて、いつも頑張っています。2人共頑張ってもらいたいです!やってくれると思います!」

スタジオで最後のご挨拶をした後に急にお願したにも関わらず、先輩たちに心のこもった熱いエールを贈ってくれました。

そのエールが届いたのか、レースはナント!!ベテランの篠田選手が自力に転じて捲くって行き、ゴール前で藤田選手が追い込んで地元両者の1着・2着が決まり、3連単では14万円台の高配当が飛び出しました!!

 

レース後に篠田選手にお話を伺うと、

篠田選手「目標にしていた選手が垂れていたので、“これは行くしかない!”と、踏みました。信じて応援してくれているファンに、“たまにはやるな!”というところを見せられて良かった(*^-^*) 普段は色んな展開を想定しながら街道で練習しています。練習の成果が出せて嬉しい。」

 

そして、

篠田選手「発走直前だったから野口君のエールは聞いていなかったけど、そんな風にずっと思ってくれていたなんて、嬉しい。野口君はハンマー投げで日本一になった選手だから、真面目にきちんと志を持って取り組んでいる競輪選手を紹介したい!と、師匠に武井君を推薦しました。もちろん、自分と同じ利根川道場でもいいけど、身近にタイトルホルダー(吉井秀仁さん・鈴木誠さん)が居るグループが刺激になっていいかと思った。武井君に聞いたら、『海老根さんも居るのに、自分なんかが師匠では…』と最初は遠慮して辞退したので、海老根君にも聞いてみたら、『今の自分には人の面倒を見る余裕はない』という返事だったので、改めて武井君にお願いした。そうしたら、『そういうことなら喜んでお引き受けします。』と、今度は快諾してくれた。武井はそういうところもきちんとしているから、任せて安心だと思った。もう何年も前のことなのに、そういうこともきちんと覚えていてくれて、とっさに振られても感謝の気持ちを話せる野口君の人間力にも感激です!」

と、とても嬉しそうでした(*^-^*)

 

大先輩が人間力を認める野口選手を、益々 応援したくなりました。

“先行の先にある目標”と、“勝ちたい!“という意志を表してくれた野口選手の今年の更なる飛躍に期待します!

 

寺門夏織

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