2016年も残すところ、あとわずかとなりました。今年もオールスター競輪開催など、華々しいレースが繰り広げられました。

一年を振り返ると、地元選手の活躍が記憶に残る年でもありましたね！！

その中で私が感動して、おもわず中継中に泣きそうになったレース。

それは6月に開催された「さわやかチャレンジカップF1」Ｓ級決勝戦です。

地元の蒔田英彦選手が、戦歴上位の８人を相手に見事逃げ切り勝ちをおさめました。

レース後にマイクで「来期はA級なんですけど」と本人なりの冗談すら、会場には伝わらないほどの感動的なレースでした。

そんな蒔田選手に今年を振り返り、いろいろ聞いてみました！！

Ｑ.今年一年、どんな年にしようと思っていましたか？
「今年はいい意味ですべてぶっ壊そうと思ってました。毎年毎年同じような成績でこのままじゃダメだと思って、練習からセッティングから私生活からすべてを変えようと思ってました。」

Ｑ.前期にはS級初優勝を地元バンクで達成しました、ゴールではどんな気持ちでしたか？

「泣きそうでした、てか泣いてました(笑) 発走前からものすごい声援だったので実は発走前にすでに少し泣いてました(笑)
なのでゴールの瞬間は自然とガッツポーズが出ちゃいました！」

Ｑ.後期はA級での戦いでした、今後に繋がるものはなにかありましたか？

「位置取りだったり捲りだったりは作戦を広げる上で収穫になったかなと思います、課題は勝てるレースを取りこぼす事が多かったので焦らず勝ちに撤する事ですかね(笑)」

Ｑ.いつもたくさんのファンの皆さんから応援がありますが、自分のどんなところが売りですか？
「自分の売り、、毎レース全力を出しきる所ですかね！ 後はマイクパフォーマンス(笑)」

Ｑ.1月から再びS級です。どうしていきたいですか？
「来期はまずはS級の点数を取ること、後はまだ取った事のないS級一班を取ること！そして１回だけじゃまぐれと言われてしまうので優勝することです！」

Ｑ.最後に、全国の皆さんへ「来年の蒔田は○○○ですよ！！」と宣言をお願いします！

「来年の蒔田はブレークしますよ！来年のテーマはジャイアントキリング！」

このままじゃダメだと思って全てを変えることは、とても勇気がいることですし、それが必ずしも実るという保障もありません。

わたしのように普通に生活していても、なかなか何かを変えるにはリスクを考えたり、簡単な事ではないと思います。

時々、蒔田選手に練習や心境を伺っていたので、あの明るい笑顔の裏にも葛藤や悩み、うまくいかない悔しさを感じていました。

けれど地元のファンの皆さまにはいつだって笑顔、笑顔。たくさんの声援がスタジオまで聞こえてくるのです。
マイクパフォーマンス？も、蒔田選手の人柄があってこそですね。

そして、まぐれではなくまた優勝が見たい！！というファンの方も多いと思います。本人曰く、ブレークしてジャイアントキリング「大物食い」をまた見せてくれる事を来年期待したいですね！！

涙もろくても全力疾走！！
2017年の蒔田英彦選手にぜひご注目ください！！

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
本年もありがとうございました！！

諏訪まゆ