電話投票番号 31#

松戸にまつわる話

GI初制覇☆岩津裕介選手【寺門夏織】

2016年8月18日

『平成28年熊本地震被災地支援競輪 第59回オールスター競輪GI』が終了しました。

5日間のご来場・ご声援、ありがとうございました。

スターの頂点に輝いたのは、岩津裕介選手(岡山・87期)☆

決勝戦は「どちらが前でも京都勢」と、京都勢の3番手を選びました。
西日本ラインの先頭を走った村上義弘選手の主導権。その気持ちに応えようと、最終1コーナーから早くも稲垣裕之選手の2番手捲くり。岩津選手はしっかり追走。単騎の中村浩士選手がその後ろに入り、直線では中割りを試みた中村選手が岩津選手に当たり、押し出すような形に。
岩津選手は優勝確信後、ヘルメットを投げてファンの声援に応えていました☆

岩津選手「何とか優勝することができました!夢みたいです。奇跡です!嬉しいです。悔いはないです。村上さんはこのレースに限ってではなく、いつも気迫の溢れるレースをしてくれて、自分もそのお陰で優勝することができました。息をつく間もないほどのハイスピードになって、村上さんのお陰で後続の動きを完全に封じてくれました。稲垣さんも僕も自分の持てる力を振り絞って踏みました。差せる気がしなかった。最後は中村さんのいい突っ込みもあって押してもらったけど、ゴールした瞬間は自分が優勝したのか分からなかった。オーロラビジョンでスローモーションを見て、自分がアップになっていたので、そこで初めて優勝を確信しました。ここまで色んな方に支えてもらって、この舞台、そしてこの場所に立てることができました。これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい!」
いつも言葉少ない岩津選手が、レース後に噛み締めるように心境を答えてくれました。

オリオン賞・シャイニングスター賞は原田研太朗選手にマークの競走。
レース後には、「自転車がしっくり来ていない」と話していましたが、後半戦で自転車のセッティングもしっかり修正して来ました。

帰りに検車場を後にする村上選手を追って、頭を深々と下げて挨拶をしていたのも印象的でした。そんな岩津選手の姿勢に、村上選手も穏やかな表情で応えていました。

岩津選手はこの4年間のオールスター競輪で表彰台に2回上がっていて、「最近の中では一番調子も良いし、大会との相性も良い」とも話していました。

決勝戦の入場コールでは、「中国をまとめる鬼参謀」と称されていましたが、いつも穏やかな岩津選手に“鬼参謀”のイメージはありませんでした。これから中国地区のリーダーとして、益々の活躍を期待します。

~岩津選手、ぼっけー(岡山弁で『すごく』)頑張りました!
GI初制覇、おめでとうございます!~

ページのトップへ