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松戸にまつわる話

『初めてのGIII完全優勝☆諸橋愛選手』【寺門夏織】

2017年10月2日

『松戸競輪開設67周年記念GIII燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦』、4日間の激闘が終了しました。たくさんのご来場、ありがとうございました。

決勝戦は地元選手が3名勝ち上がり、地元ラインVS関東ラインとなりました。更に単騎の選手が3名。人気は地元勢に集まりました。

「同期2人が先に記念を獲ったので、次は自分が!」と、気合が入る吉田拓矢選手の主導権。打鐘の2センターから師匠と先輩を付けた根田空史選手が叩きに出て、吉田選手にマークした神山拓弥選手がけん制。空いた内に諸橋愛選手が入り、早めに追い込んでの優勝☆

諸橋選手は、2場所前の弥彦FI、前場所の武雄共同通信社杯GIIに続いて、3場所連続の優勝となりました。4連勝での記念競輪優勝は初めてだそうです☆

「連勝での参加で注目されたけど、次のGI(寛仁親王牌)の試走くらいの気持ちで臨みました。他の選手たちがすかさず来るので、悪いけど早めに踏ませてもらいました。差されないように無我夢中でした。4場所前の弥彦GIIIは狙って獲りに行ったけど、前回の2場所は8割から9割の力で臨み、今回は更にそこから8割から9割のくらいの力でした。好調の要因は20年間使っていたシューズを思い切って変えたことだと思います。勇気が要ったけど、周りがカーボンのシューズにしているので、対応できるようにと。その前は、自分は選手として落ち目だと感じていましたが、久々の感覚を掴むことができました。40歳にして、初めてグランプリを狙える位置まで来ました。競輪選手になったからには目指したい!努力すれば叶うということを証明したい!」

初めての4連勝にも関わらず、いつもと変わらず冷静に話していたのが印象的でした。
もう既に気持ちが次のGI、そして年末に向いている様子でした。

競走を見ていて、諸橋選手は怖い選手なのかなと勝手に思っていましたが、毎日丁寧に取材に応えて下さり、穏やかな人なのだなと驚きました。

慣れ親しんでいることを変える勇気・ベテランになっても夢に向かって向上心を持ち続ける大切さを教えていただきました。

この後の諸橋選手の活躍が益々楽しみです!

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