電話投票番号 31#

松戸にまつわる話

第63回 松戸にまつわる話【寺門夏織】

2015年6月10日

こんにちは。寺門夏織です。

 

今回は、1つ前のシリーズ『第10回メダリストプランニング杯』で気になった選手をご紹介したいと思います。

 

Photo梅原大治選手(静岡・81期・A2)

 

普段は物静かな選手ですが、じっくりお話しするととても熱い選手です。

 

松戸が76日間の欠場明けの復帰戦でした。梅原選手は今年に入って、何と!すでに12回の落車。前回の落車では骨盤を骨折してしまい、「もう駄目かな・・・」と、さすがに心が折れそうになったそうです。しかし、ちょうど一緒に入院していた大塚健一郎選手(大分・82期)に、「自分も骨盤骨折をしたことがあるけど、復帰できた。ケアの仕方や自分なりのノウハウも持っているから、一緒に頑張ろう!自分もこんな所で辞める気はない!」と、毎日のようにポジティブな言葉を掛けてもらい、モチベーションを引き上げてもらったそうです。

 

梅原選手「せっかく復帰できたのだから、着よりも後悔しない走りをしたい!」

と、前検日から前向きでした。

 

Photo_2梅原選手は赤色のフレームを使っています。赤と言っても、珍しい朱色に近い赤で、気持ちを奮い立たせる為にこだわって選んだのだそうです。

 

3そこには、“Taiji”と名前が記されているのですが、

 

梅原選手「ほら!真上から見ると“111”と、1が並んでいるように見えるから縁起がいいでしょ」

細かいところにまで自分の気持ちを上げるための工夫やこだわりを感じました。

 

開催中、検車場で倒立して歩いている人の姿が(@_@;)!!

よく見ると梅原選手でした。

 

梅原選手「倒立はだいぶ前からやっています。最初は壁に寄り掛からないとできなかったけど、やり続けている内に数分間歩くこともできるようになりました。倒立することで、その日の自分の体の変化も分かるし、腕力も付くし、バランス感覚も養うことができるんです!」

 

開催2日目には、先行した渋川聡士選手(新潟・84期)を追い込んで、復帰戦にして嬉しい1勝を挙げました☆

 

復帰戦の選手からお話を伺う機会も多いのですが、いつも選手の精神力の強さに驚かされ、刺激を受けます。

~諦めてしまうのは簡単ですが、目の前の壁をどうしたら崩せるのか苦しんで模索することで、成長してまた新たな可能性が広がるはず~

梅原選手に大切なことを教えてもらった気がしました。

ページのトップへ